クラウドファンディングの紹介をするあずぷれすです。
2018年秋ドラマとして『下町ロケット』が放映されています。
『下町ロケット』や『半沢直樹』の著者である池井戸潤氏は、大手銀行で中小企業向けの融資を担当されていたそうです。上記の作品や『陸王』などが中小企業が舞台なのは、その時の経験が生かされているのですね。
さて、国内クラウドファンディングでは『リアル版下町ロケット』とも言うべき、たくさんのプロダクトが日々産声を上げています。
今回はそういった日本の中小企業から発した、あっと驚くプロダクトを紹介していきます。
- 撮影した画像が歪まない レンズメーカーが作った最高品質のスマホ用広角レンズ
- 回せ、話はそれからだ 町工場が生んだくるくる回るボールペン 『Gyro』
- その味、まるで果物のよう!? 高糖度トマトで作る最高級トマトジュース
撮影した画像が歪まない レンズメーカーが作った最高品質のスマホ用広角レンズ
本来、スマホなどに搭載されているレンズは、小口径のため画角が狭く、撮影範囲が限定されがち(向かって左の画像)です。しかし汎用品の広角レンズを使用すると、レンズが曲面のため撮影範囲は広がりますが、被写体が歪んでしまう場合(中央の画像)があります。
今までは、画像ソフトなどで広角レンズの歪みを補正してきました。しかし『歪みのない画像を取りたい』という声に、レンズメーカーが本気で応えたのが、今回紹介する『Zero Distortion Wide Lens』です
様々な改良の末、iphoneで撮影する時に極限まで歪みが抑えられ、なおかつ画像がクリアなアタッチメントレンズが開発されました。
そして、高品質な広角レンズを作るだけではなく、取り付けるためのマウントケースも必要と考え、軽量かつ堅牢性の高いケースも開発しました。
こちらのプロジェクトは、100万円の目標金額に対して211万円の資金調達を達成。
プロジェクト成立当時からiphoneもモデルチェンジ(プロジェクト時は6)をしていますので、7、8、Ⅹに対応した『ZD WIDE LENZ PRO』が楽天などで販売されています。

tokyo grapher Lumina Package for iPhone 8/7(クリア) ZD WIDE LENS PRO
- ジャンル: TV・オーディオ・カメラ > スマートフォン > スマートフォンアクセサリー > レンズ
- ショップ: Feelgood Shop
- 価格: 14,580円
回せ、話はそれからだ 町工場が生んだくるくる回るボールペン 『Gyro』
真の回し心地を極めたペンでのみ得られる全能感を知ってほしい――
そんな思いをプロジェクトに乗せ、
私たち湯本電機は30年間培ってきた切削加工技術を応用し、
究極の回し心地にこだわったボールペンの製作に挑戦しました。
引用:https://www.makuake.com/project/gyro/y
もはや説明不要ですね。
究極の回し心地と、至高の書き心地を求めた無二の逸品、それが『GYRO(ジャイロ)』です。
起案者である『湯本電機株式会社』は、機械部品などを製造する樹脂、金属の切削加工を本業としています。
『常にパーフェクトを目指す』を指針とする会社が作ったボールペンは、クリップが付いていながら形状、重量ともに完全対称構造です。また、素材は剛性と重量を考慮して、超々ジュラルミンを採用しています。
これによって、まるでマジックのようなペン回しを、誰もがストレスなく楽しめます。
目標金額20万円に対して、なんと190万円の資金調達を達成しております。
その味、まるで果物のよう!? 高糖度トマトで作る最高級トマトジュース
酸っぱいと思いながらも、一度はまると病みつきになるのがトマトジュース。
トマトには生活習慣病の予防や老化防止に良いとされるリコピンが多く含まれています。また、トマトを生で食べるのも良いですが、トマトジュースなどに加工すると、通常の生食よりも倍以上リコピンを吸収しやすくなると言われています。
そんな良い事尽くめのトマトの中で、まるでフルーツのような甘みを持つ最高級のものを使用して、美味しさと健康を両方手に入れられる素敵なプロジェクトです。
一般的なトマトは糖度6度程度ですが、今回トマトジュースになるトマトはなんと糖度9度以上(イチゴ並み)なのだそうです。
甘酸っぱいトマトの理由は、生産地の北海道仁木町にあります。
仁木町は、札幌から車で一時間半の場所にある、農業が盛んな地域です。
朝晩の寒暖差が激しく、これが果物などの栽培に適している為だとの事です。一般的に果物は、昼間は太陽光で光合成をして養分(糖分)を蓄えます。光合成の出来ない夜は蓄えた糖分を使用して成長する訳ですが、温度が低ければ活動が抑えられるので、糖度の高い、甘い果物類の栽培に適している訳です。
そこで最高級のトマトでジュースを作り、いずれは一般販売、将来的には海外も視野に起案者は入れているのだそうです。
目標金額100万円に対して、惜しくも調達額は71万円と届きませんでしたが、届いたトマトを食べた支援者からは『死ぬほどうまい』などと、絶賛の声が上がっています。